旅 の 準 備
 スタンプツアーを始める前に飯田線や鉄道の基礎を知っておきましょう。

 飯田線はJR東海のローカル線で、愛知・静岡・長野の3県にまたがり、その全長は約195キロにもなります。元々は4社の私鉄・・・南から豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道・・・でしたが、昭和18年8月1日に戦時買収で統合され一つの国鉄線になりました。駅の数は始発の豊橋(東海道線に属します)と終着の辰野(同じく中央本線です)を含め94駅。平均の駅間距離は約2qほどと、山の中を走る地方路線とは思えない短さです。
 国鉄時代の昭和58年まで、古い形式の車両が走っていて鉄道ファンを楽しませていました。
 ほぼ中央に位置する天竜峡駅を境に、便宜的に南部・北部と区分して呼びます。沿線風景もそれに従い大きく変わり、特に山深い南部はローカルな風情が漂います。
 ここではOVAに出た駅にあわせ、始点の豊橋駅から北部の伊那市駅までを取り上げています。 
 あ〜るのOVAでスタンプツアーをしていましたが、駅によっては国鉄時代からのスタンプが現存する事もありますが、中には駅の無人化で所在不明になったり、あるいは心ない人に持ち去られたり、すり減って使えなくなったりして無くなった駅も多いようです。
 OVAの中では豊橋・船町・三河一宮・茶臼山・鳥居・柿平・出馬・上市場・中部天竜・大嵐・為栗・温田・田本・門島・唐笠・金野・下山村・飯田・伊那上郷・上片桐・伊那市が集印(スタンプを押すのをこう呼びます)駅に指定されていましたが、実際のスタンプ設置駅はOVAとは違い、豊橋・豊川・新城・本長篠・湯谷温泉・中部天竜・小和田・平岡・天竜峡・飯田・田切・駒ヶ根・伊那市・伊那松島・辰野の15駅です。
 キヨスク(駅の売店)で専用のスタンプ帳を売っていますが、自分で気に入ったスタンプ帳を作り、それに集印するのもよい思い出になるでしょう。ちなみに田切駅のスタンプはJRが作ったものではなく駅を訪れる鉄道&あ〜るファンが作ったもので、駅が無人のため駅下の閉店した下村酒店さんに委託されています。
 旅に使う切符は?

 JRの切符にはいろいろな種類がありますが、このスタンプツアーで使うのは「青春18切符」です。
春・夏・冬の学校の休みにあわせ発売されている季節割引切符(トクトク切符)で、丸1日(24時間)は快速列車・普通列車の普通車に乗り放題で、乗り降り自由という貧乏旅行の強い見方です。普通車指定席には別に指定席券を購入すれば乗れますが、普通列車であってもグリーン車は乗れません。乗り降り自在の利点を生かし、本数の少ない地方のローカル線・・まさに飯田線がそれに当たりますが・・では、一度先まで行って途中下車し、反対方向の列車に飛び乗って戻ってくる方法で、より多くの駅での下車観光を楽しむという奥義があります。
  
 旅のプラン

 行き当たりばったり!も旅の醍醐味ではありますが、何せ極端に列車本数が少ないローカル線である飯田線です。時刻表を用意して事前にある程度計画を立てましょう。赤い駅名アイコンの駅がスタンプ指定駅ですから、ここには必ず立ち寄ってくださいね。
 豊橋駅を早朝にスタートして、途中でスタンプを集め、今日の18:00迄に伊那市駅にゴールしなければなりません。もっとも真面目に飯田線に乗ると・・・OVAみたいに停車間にスタンプ取りに走ったり、線路を歩いたり、緊急停止レバー(正式には非常用ドアコックと言うそうですが)を引いたりと・・・これはかなり無理があります。項画部の連中は、田切〜伊那市を轟天号で移動してましたから、そのあたりを割り引いて「最終電車到着までに伊那市に着けばいい」とルールを緩和しましょう。
一度先まで行ってから戻ったり、駅間距離が近い場所は歩いたりして、効率よくスタンプを集めましょう!
さあ、準備が出来たら、楽しい旅の始まりです!