長 篠 城
 線路は史跡「長篠城趾」の本丸を横切り駅に着きます。史跡である城趾を横切るのは他に線路を敷ける場所がなかったためで、車窓からよく観察すると、城がいかに地形的要衝に建てられていたかが分かります。
 ここも、かつては木造の大きな駅舎がありましたが、現在は取り壊されています。
長篠城趾へは徒歩で5分程です。城趾には史跡保存館もあり、長篠の合戦関係の資料が充実しています。見学することにした人は、1時間程行程表に付け加え、入館料210円を引いておいて下さいね。
 寒狭川にかかる鉄橋を通過する119系電車です。川を渡った写真右側が長篠城趾で、線路は城趾の本丸跡を突っ切って長篠城駅に着きます。長篠城が谷深い川を前に配置した、地形の要衝に建てられたのがわかりますね。
 飯田線もこの地形を通る際に本丸を避けることができなかったようです。
 駅前というか、駅舎横にある名所の「さかさ桑」です。長篠合戦の時に武将がここに杖を突き立てたところ、それが根付いて桑の木になったという伝説があり、その武将が武田勝頼だと言われています。
 枝が枝垂れ桜のように地面に向かって垂れ下がっているので、さかさ桑と呼ばれています。
 これが建て替わる前の旧駅舎ですね。木造で風情のある駅でした。さらに前はこの入り口前にイチョウの大木があり、秋には黄色く色づいて綺麗でした。
 まずイチョウが根元から切り取られ、その後で駅も建て替えられました。
 ホーム側から見た旧駅舎です。建物左端に見えるベンチの置かれている張り出しは、かつてはポイント切り替えのレバーがありました。
 長篠城の駅舎です。城のイメージに合わせて、なまこ壁の城門風に作られていますね。しかし規模は小さく、駅舎というより長屋門っぽく感じます。写真の左下の水たまりが、かつて木造の駅舎の前にあった大イチョウの切り株です。