中 井 侍
 長野県に入り最初の駅です。かつての信州ワイド周遊券の飯田線での周遊区間の南限がこの駅でした。もちろん長野側から眺めればここが長野の最南端駅になるわけで、単純に県境で区切っただけのモノでした。
 急峻な斜面に張り付くようにある駅で上を見れば民家が何件か、下を見れば天竜川が流れ、周囲は急勾配の茶畑ばかり。開放型の待合いがあるだけの片面ホームと、おおよそ周遊観光とはほど遠い感じですね。
 古びた周辺観光案内板に紹介されている「三十三観音」は駅を出て長野方向に県道を少し歩き、最初の分岐を集落のある急峻な上側にどんどん歩いた先にあります。坂がものすごく急なので距離の割に時間が掛かりますが、健脚な人なら片道30分もあれば余裕でしょう。橋のたもとの一枚岩の壁に40センチほどの33体の観音像が彫られています。
 矢印が駅の待合いです。この写真は川を挟んで対岸の県道1号線上から望遠で撮影しました。
 かつてはサッシのある密閉型でしたが、壁と屋根だけの開放型に立て替えられています。
 駅の上に民家が2軒、下は茶畑です。
 上の写真の左手上方にある中井侍の集落。急斜面に張り付くように茶畑と家が点在します。
 この九十九折りを登りきった先に三十三観音があります。