佐 久 間
 「歴史と民話の里」として飯田線車内の広告でも有名な佐久間です。それ以外にダムの里だったり、最近は日本一くそ暑い里としても有名になりました。お隣の中部天竜からは川を渡ってすぐで、歩いても20分もあれば余裕で移動できます。
 佐久間駅は図書館が併設されていて・・と市販の案内書に出ていますが、どちらかというと図書館に駅がくっついていると言った方が正しいような気がします。図書館はもちろん有人ですが、駅の業務は一切やっていないので、駅は事実上無人駅です。
 これが話題の図書館駅ですが、駅としてのスペースは写真では建物の左側のでっぱった部分のみです。

 館内は冷房が効いているので、暑くて死にそうな人は避難しましょう。
 佐久間が日本一暑いのは、四方を急峻な山に囲まれた狭隘な盆地だからで、真夏の日向に置いたフライパンのような状態なのだそうです。
民話の里・佐久間

 佐久間は民話の里です。車内の広告で目を引くのが「龍王ごんげん様」。そこで、駅から足をのばし龍王ごんげん様の滝まで行きましょう!上り下りの坂がきつい上、結構距離がある・・・往復で2時間半くらい見ておけば大丈夫かな・・・ので健脚の人向きです。
 駅を出たら飯田線に沿って相月方向にずんずん歩きます。広い道路が飯田線と立体交差する場所(大きな建物の佐久間町役場の少し手前です)で左に分岐する、これで大丈夫か?と言うような線路沿いの細い道に分け入り、後はひたすら上り坂を歩きます。峯トンネルの上を越えてきつい登りを進むと、写真左下の滝入り口が見えてきます。道の脇に3台くらいが停まれる駐車スペースがあって、急な下り歩道が森の中に続いています。ここまでだいたい40分くらいですね。
 細くて暗い下り歩道を延々と谷底に下ると・・・帰りはこれが丸ごと登りになるトホホ・・・川の音が聞こえ始め、どん詰まりに滝があります。これがあの龍王ごんげん様の滝です。写真ではどうしても表現の限界がありますが、滝壺は青く深く、水は冷たく、辺り一帯に凛とした荘厳な空気が漂っています。
 こんなところまで来る物好き少ないので、他には誰もいません。一人で滝壺を見ていると吸い込まれそうで怖いですね。

 滝を見学することにした人は、手元の行程表に2時間付け足しておいて下さい。
ちなみに、ここより更に坂をずんずん進むと同じく車内の中吊りでおなじみの「北条峠と地蔵様」の北条峠に至ります。
これが車内にある「ほうじ峠と地蔵様」の  →
中吊りです。かわいらしい絵柄に似合わず
救いのない悲し話ですね。
(左)北条峠の石柱と、(右)その傍らにあるお地蔵様。思いの外小さなお地蔵様です。
峠には、この地蔵様の向かいに佐久間民俗文化伝承館(下)があって、民具の展示とお土産売り場があり、簡単な郷土食をとることができます。またトイレもあり、中央構造線の深いV字谷を遙かに見通せます。
 ここから下りに変わる峠道を更に進むと城西駅に至ります。
 民族文化伝承館です。古い民家を移築したもので開館は土・日・祭と休みの日だけで、9時から16時半までです。